3日目。


昨日と同じように大汗を吹き出してAM9:00起床。


泣いても笑っても今夜の0時がタイムリミット。


今夜のプランはほぼ決まっている。


水が動いている回遊のあるエリアで小型シンキングとシシーベイトでじっくりやる。


そもそもレベル1の自分がいきなりラスボスに挑むつもりはない。


それは訪れた時から同じで、50㎝以上のアカメが一本釣れればそれで良いと思っている。


夜まで時間があるので、まだ見ていなかった「鏡川」を見に行った。


なんとこの川、浦戸湾内で最も水色がクリアでしかも深い。


流芯はおそらく干満差を考えても3~5㍍くらいありそう。流れも速い。


そして、岸から10㍍くらいのところがしっかりとブレイクになっていてそこに橋脚がからんでいる。


「1級ポイントやがな。」


ただ、クリア過ぎて喰わすのは難しいかも。


シーバスは楽勝じゃない?とか思っていたらシャローにシーバスの群れを発見。


夜に手詰まりになったら来てみてもいいかな。


そして昼に満をじして「ぽかぽか温泉」に行った。


とりあえずムレにムレたキャンタマを激洗いした後、クーラーの効いた休憩室で夜まで寝て回復しようと思う。


PM19:00


どれくらい寝たのか、すぐに出発し途中の「食いしん坊如月」でナンバンチョイスを食す。
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そしてもはや恒例の最初の朝に入ったポイントに到着したが、先行者が多い。


2日目の夜から現れた自分と同じ釣行プランの名古屋の方がすでに入って居られる。


「さて、どうするか。日暮れのプライムタイムを移動で潰したくないし。」


ここと違う水域、違う条件ではやりたくない。


やむを得ず、同じ水域でよく似た地形の場所をGoogleマップで急遽探してみる。


少し南の対岸に1ヶ所あったのですぐに行ってみる。


水を見てみると、少し濁りも強く、流れも弱くう~むな感じ。


しばらく様子を見ていると、上げ潮とともに水が動きだし、イナッコが出始めた。


「よし、やろう!」


すぐに車に戻り準備をして水辺に向かうと、さっきの足場が早くも水没している。


9㎝のフローティングミノーで第1投。


ダウンクロスで流しながら引くといきなりショートバイト。


「ちょい速かったか?」


立ち位置を少し上流にずらし、もう一度同じところにゆっくりと流しこむ。


「喰った。」


わずか5秒ほどでランディング。
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やはりシーバス。


「うん、悪くない。やっぱもうちょい下か。」


ここで、少しだけ持っていたシシーベイトにチェンジ。


近くにあった橋脚をやってみる。


まずは橋脚の上流側に入れる。ボトムを取ってすぐに浮かせてまた落とす。反応なし。


次に橋脚の腹に入れる。ボトムを取って浮かせると


「ドフッ」と押さえ込むようなバイト。すぐに走り出す。


「うわ、デカイ!」


「てか、さっきから気になってたけど杭邪魔!!」


杭巻かれを避けるためにスプールを押さえながら止めようとすると水面にドデカイ波紋が出る。


「アカメや!しかもこのサイズ!」


手元にギシギシと杭に擦れる感触が伝わる。


これ以上無理したら切れると思い緩めてみると、……完全に巻かれた……。




「はあぁー……」



そこから約2分ほどアカメと自分との引っ張りあいっこをしたところで決断。


「行くか…。」


すぐさま橋の下でベスト、Tシャツ、ウェーダーを脱ぎ捨てパンイチに靴下っていう拷問のようなスタイルで膝まで入った。


「水汚いな……、水深2㍍くらいか…。行けるか?」



……


……


……



……って、もうおらんがな!!



そう、アカメどっか行っちゃいました。




ま、くよくよせずに次いこう!


とりあえずは確実に喰わすことができた。


残り時間すべてこのスタイルで行こうと思う。


そこからは浦戸湾にある無数の橋脚にシシーベイトをひたすら入れていくランガンを行った。


PM11:00


結果は出ず。


「もう十分やりきったし、最後はあの大阪のカップルに挨拶してから帰りたいな。」


いつものポイントに向かう。


やはり居た。なんか安心するわ。


そしてお二人に、色々お世話になりありがとうございましたと伝え、2日間同じポイントにいた名古屋の方とも、九頭竜の落ちアユの話なんかもして高知遠征の幕引きとしました。
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帰りの車中、1人で笑いが込み上げてきた。



楽しかった!ありがとう高知!



またリベンジ来ます!



てか来月来ます(笑)





あ、それと浦戸湾、真面目にシーバスやったら多分めちゃくちゃ釣れると思います!それほど旨味凝縮された湾になっとりますので。